事例紹介

Case Study

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スタートアップの成長に合わせた継続的なサポートのために必要なこと



株式会社NTTドコモ・ベンチャーズ 加納 出亜様

NTT Docomo ベンチャーズ

スタートアップ投資とインキュベーション支援を軸に、スタートアップを全面的に支援するフルスケールCVCです。


俯瞰した意見がスタートアップの生存確率を高める


ユニコーンファームのメンタリングサービスを導入しようと思った背景や課題についてお聞かせいただけますか?

弊社では、特にシード・アーリー期のスタートアップをセレクションし、育成する、リクエスト型のインキュベーションプログラム「/HuB(スラッシュハブ)」を運営をしており、現在6期まで、1期あたり最大5社インキュベーション支援しています。

シード・アーリー期は、事業はまだこれからで、MVPができたかできないかというところからPMFまでが山場になるので、実際にマーケットをどう見ればいいのか、どこから事業として手をつけていけばいいのか、課題が山積みの状態です。なので、そこにきちんと道しるべを付けていく必要があります。

そこにおいて、「起業の科学」をベースとした田所さんのアドバイスがあればいいのではということでメンタリングをお願いし、プログラムの一つとして活用させていただいています。



新規事業のアドバイスをする方、機関は多々ある中で、ユニコーンファームを選定した決め手はどこにあるのでしょうか?

確かに新規事業、スタートアップを支援するメンターは多々いらっしゃいますが、初期フェーズでものごとを体系的に見られているるという点では田所さんが一番適していると考え、メンタリングをお願いしました。


我々のプログラムは、若い起業家を高速で成長させて行くところがポイントです。ただ、アクセラレーションプログラムではないので、あくまでも一つの切り口を与えるということを考えたとき、「起業の科学」をベースとした分析手法や、マーケットの見方は非常に適していると考えています。



ユニコーンファームのメンタリング導入によって事業に変化はありましたか?

はい。トラクションが生まれていると感じます。ワークショップ当初はクライアントがまだついていなかったので単なる構想でしかなかったのですが、実際にご依頼をいただくことができ、クライアントからの声を基にさらにブラッシュアップし、ターゲットを見直してという、トラクションがあってユーザーベースでサービスを作っていく流れができたと感じています。


我々、マインドテックでは継続性のあるサービスを提供しているため、スポットでユーザーに使っていただけるかというインタビューに加え、時系列インタビューも実施していますが、田所さんからはユーザーインタビューについてもアドバイスをいただきました。例えば、時系列インタビューでユーザーの継続に対するモチベーションに対するペインポイントがどれだけ解消しているかをグラフで示すなどです。このように、我々なりのサービスを一緒に考えていただいて、インタビューの質問ポイントやペインポイントを視覚化するなどサポートいただいています。



ユニコーンファーム を選定されたポイントは、それ以外にもありますか?


個別の実践経験を積んだ方はたくさんいらっしゃいます。我々の中でも、社内起業を多くしている人間や、領域ごとに詳しい人間もおりますので、個別具体化したメンタリングはできる状況ではありますが、様々な事業に対してある程度の手触りがあり、全体を俯瞰したものの見方ができ、気づきを与えることができるという観点では、田所さんのご経験が群を抜いていると思います。



コーチング要素の高いメンタリング


実際にユニコーンファーム のメンタリング導入前後で、スタートアップにどのような変化がありましたか? 


田所さんには、シード期のスタートアップついては、ものの見方の「切り口」を示唆していただいています。

一方、シリーズA間近の実践経験が多いスタートアップには、優先順位のつけ方を教えていただき、彼らは実際に迷っている部分の優先順位が決断できるようになりました。

その他にも、自社の見え方、経営的な決定の仕方、そして他社事例などを教えていただいたり、カスタマージャーニーを作って足りていない部分を指摘していただいたり、実際にマトリクスを作ることなど、実践的な教えとワークから、スタートアップはそれぞれに事業を先に進められています。


ユニコーンファーム のメンタリングが提供している価値とは、ズバリ何でしょうか?


優先度をつけるための考え方を付与する」ところだと思います。田所さんはマーケットの分析、カスタマージャーニーなど、いくつものことを幅広く、トータルで見られています。その中で、その時点、時点での大事な考え方や、着眼点などの「気づき」を与えてくださっています。スタートアップにとって、田所さんとの対話を通して、思いもよらなかったことに気づけるところがメリットなのだと思います。



メンタリングを受けたスタートアップさんからの直接のお声を伺えますか?


事後のアンケートで「メンタリングを受けたことによって、頭の中のモヤモヤ感、ごちゃごちゃ感にすっきり筋道がつけられました」、「今度あれをやってみよう、ここに着手してみよう、ということの段取りが、ある程度クリアになってきた」という声がありました。



今後、ユニコーンファーム に果たしてもらいたいと考える役割、機能についてお聞かせください。


BtoCやB2Bのサービス実現を目指すうえで、業界固有の状況を知りたい、実践的アドバイスが欲しいというスタートアップもいて、田所さんの体系的な理論にプラスαが欲しいという声もあります。例えば、BtoCのサービスだと、得てしてお客さんの感情や、大きなムーブメントに流される中で、考え方と現実とのはざまをどう埋めるかについて悩まれている方もいるようです。


田所さんのメンタリングは、「コーチング」でもあると思います。考え方や目線を付与していただいた上で、そのスタートアップがその業界をよく知り尽くした業界のドンのような人の意見、実践的アドバイス、解決方法を求めている時には、そこに詳しい方のアドバイスを併せていただけるとありがたいと思います。


シード、アーリー期の若いスタートアップは、今後の成長において、様々な回り道をすると思います。

スタートアップは迷って当然ですが、その迷いのなかでも、効率よく、うまく取捨選択できるような考え方を、田所さんのメンタリングを通して学んでもらえるといいかなと思います。


我々としてはシンプルにスタートアップが伸びてくれればハッピーです。結果的に次のサービスや、事業共創が実現すると思いますので、様々な方法でスタートアップを支援したいと思います。



Docomoベンチャーズ様の目指す今後


国内屈指のCVCとして御社が向かう方向について、お話しいただけますか?


スタートアップは短期間に急速な成長を遂げる一方、各段階において異なる悩みが次々にうまれてきます。各ステージ事に必要な支援が異なる中、成長に合わせた継続的なサポート、メンタリングをどのような形でできるかが、我々の課題です。


また、メンタリングは、アクセラレータープログラムのようにティーチングで事業を推進させる方法も、本当に悩んだときに相談相手になるコーチング的な方法も、その中間的に体系立ったところから俯瞰する方法もあり、当事者が望むスタイルもそれぞれにあります。そういう意味で、育成する側として引き出しを増やしつつ、それぞれの状況に応じて最適な支援を行えるよう色々な方の協力が必要になると思います。


我々も田所さんのメンタリングに同席させていただいていますが、考え方を含めて、非常に示唆が多いので、スタートアップを支援する側としても共に成長したいと思います。




/HuB(スラッシュハブ)採択企業一覧



ユニコーンファームではスタートアップ、新規事業を支援をしています。
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