事例紹介

Case Study

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大阪発 世界に羽ばたくスタートアップを育てる! 体系化された知識を実践に繋ぐために必要なこと

大阪産業局  大阪トップランナー育成事業    武坂様

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大阪産業局

大阪産業局(以下、敬称略)はグローバル社会の中で大阪経済の発展をめざし、中小事業者・起業家の成長を支援されています。


大阪トップランナー育成事業

医療・介護・健康分野等で、新製品・新サービスの事業化をめざす中小企業・スタートアップのプロジェクトの中から、新規性があり成長が期待できるプロジェクトを認定する大阪市の認定事業。認定されたプロジェクトには、コーディネータがつき、それぞれの課題や状況に応じて、オーダーメイド型の継続的サポート(ハンズオン支援)を行っています。




大阪市がスタートアップ支援に力を入れる理由とは



ユニコーンファームのワークショップを導入された経緯をお聞かせいただけますか?


大阪トップランナー事業は2013年に、大阪市の委託事業として、ヘルスケア、環境新エネルギーなどの分野に特化し、新しい事業を作る目的で立ち上がりました。大阪には道修町があり、薬関係の企業や研究機関も多くあり、市の政策として今後伸ばしていく産業分野の中で、ヘルスケア事業をサポートしていくことが目的でした。


しかし、時代の流れとともに新しい事業分野も出てきて分野の縛りがなくなり、今では、これから大阪発で世界に出ていく、大阪を牽引するような可能性がある事業を大阪市長名で認定し、認定を受けた事業について個別にハンズオン支援を行っております。


9年間、公募という形でやってきましたが、応募の段階である程度勝負がついていて、もっと早い段階でこうしておけばよかったのに、という事例がたくさん出てきました。そこで、事業を作るもっと前の段階からサポートした方が効果があるだろうということで、少しずつ新規事業創出のワークショップ、セミナーなども始めました。


ただ、中小企業の第2創業的な新規事業支援をメインにやってきたので、我々にスタートアップ支援のノウハウがありませんでした。
中小企業だとこれまでの既存事業のアドバンテージがあったり、技術やネットワーク、資金力も含めて「ある」中で進められますが、全然そういうものが「ない」個人が起業していくプロセスは違う文脈があるだろうということで、その部分の専門家である田所さんにぜひお力添えをいただきたいと思ったのが、昨年ワークショップをお願いするに至った経緯です。



ユニコーンファーム の「起業の科学」メソッドはニーズを満たせたと考えていいでしょうか?


「起業の科学」メソッドは、大企業の新規事業にも当てはまりますが、個人の起業にも大いに当てはまります。個人の方が事業を作っていくプロセスは、中小企業以上に失敗するリスクも高いし、プロセスをしっかりと作り込んでやっていかないと資金も獲得できないでしょう。さらに田所さんはご自身の起業経験も複数回あり、サポートしている数も豊富だったので、まさに我々の求めている支援をいただけると思い、実際その通りでした。



コロナ下で始まったスタートアップ支援


コロナの中でオフライン開催の大変さはありましたか?


オフライン開催にはメンバー内でネガティブな意見もありましたが、実際にコロナが始まった頃に行ったワークショップをオンラインに変えたときに効果が出にくいことを共有していたので、「どうせやるなら少しリスクを取ってでも、オフラインでさせて欲しい」と説得しました。時期的に8月だったこともあり、これから感染者が減っていくという予測のもと、開催させてもらいましたが、もっと参加者同士の交流会を開催するなど、横の繋がりを作るようなしつらえができたらもっとよかったと思います。



2回のワークショップの後で、参加者側はどのように変化されましたか? 


本来であれば継続的にサポートすべきですが、現状フォローアップという形は取れていません。今後はフォロー体制として、短時間でもいいので、継続的に田所さんにメンタリングを受けながら事業の進捗を見てもらうサービス作りをしたいと思っています。

ワークショップ全体としてとてもよかったのが、田所さんがリーンキャンバスを書かせて、それに一件一件コメントを返してくださったことで、非常に効果的だったと思います。リーンキャンパスのような統一されたフォーマットを使うやり方も初めて目にしたので、僕らにとっても良かったです。ワークショップ後の参加者アンケートでも、非常に喜んでもらえたことがわかりました。

アウトプットさせることの重要性を非常に感じました。ただ書くだけではなく、「枠」があることが重要なのですね。



大阪トップランナー育成事業が目指す「これから」


今後、こういうサービスがあると嬉しいというご意見はありますか?


ワークショップ以外でもユニコーンファーム さんにはお世話になっており、実際に今年認定した9案件については、全ての事業のメンタリングを1回お願いしています。さらにその中から1社、別途田所さんに継続的に支援いただいていますので、今後もご指導いただきたいと思います。

あとはワークショップをきっかけに、生まれた事業の芽を育て、ご自身が事業化していくためのサポートもサービス化しないといけないと思っています。


あると嬉しいサービスとしては、我々のような行政の立場として、地域の産業振興のために税金を使ってサポートしてる側の人間に対して、ユニコーンファーム さんで提供されているスキルを学ぶような場があるといいと思います。

1人でも多くの企業あるいは支援する側も含めて、田所さんの言われてることを知ってもらいたいと思います。自分のやりたいことをやってる人、自分の作りたいものを作っている人たちに田所さんのお話を聞いてもらったり、サポートする側もそれを踏まえて支援できるようにしていくことで、失敗確率を下げ、成功確率を上げる方向に行くと思います。

ぜひ、そういう事業化プロデューサー育成、事業家を育成する人を育成するようなプログラムをやってもらえるとありがたいです。



大阪トップランナー育成事業の今後の展望をお聞かせいただけますか?


僕らのミッションのキーワードは「新規事業創出」です。スタートアップ、中小・中堅企業の新規事業開発は、重点事項として今後もやっていこうと思っています。ただ、今回のように01で始まったものを事業として立ち上げ、さらにスケールしていくところは、フェーズごとではなくトータルで見なければなりません。これまではフォローができておらず、消えていった事業もありました。今後は新規事業の構想から事業化に至るまでの過程をトータルにサポートするスキームを構築する計画です。今後もユニコーンファーム さんにお力添えをいただきたいと思っています。


ユニコーンファーム ではスタートアップ、新規事業開発を支援しております。
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