プロフィール
2006年にサイバーエージェント入社。インターネット広告部門ブランド戦略事業の責任者として、ナショナルクライアントへのデジタルマーケティング支援のための組織立ち上げ、事業拡大をリード。日本コカ・コーラへ出向し、マーケティングのデジタル変革もサポート。2015年にユニクロ入社。全社のブランド/シーズン戦略立案、全社デジタル変革プロジェクト、ボトムス、インナー両部門のグローバルマーケティングなどを責任者として担当。2020年よりユニクロUSAに赴任し、プロダクトマーケティング & コミュニケーションディレクターとして、米国でのマーケティング全般をリードし、初の事業黒字化に貢献。2022年7月にユニクロを退社し、株式会社tambourinesを創業。大企業やスタートアップ複数社の事業/マーケティング戦略策定や実行、デジタルトランスフォーメーション推進、組織開発/人材育成を支援している。
-ユニコーンファームで発揮している強みを教えてください
大きく二つかなと思っています。 まずは事業開発も含めたマーケティングです。マーケティングって実はすごく広い意味の言葉で、いわゆるデジタルコミュニケーションから、会社や商品のブランド作り、組織としての価値作りなどがあります。そこを、グローバルなユニクロと、最先端でデジタルにフォーカスしているサイバーエージェントとの経験で、幅を持って全体的に俯瞰できてることが一つかなと思います。 二つ目は、グロースさせた経験です。ユニクロとサイバーエージェントにいた期間の合わせて16年間、両社ともずっと売上が右肩上がりでした。その2社で主幹部門で、どういう戦略でどう伸ばしていくかを決める中枢にいた経験は大きいと思います。
-ユニコーンファームにジョインしたきっかけは?
ニューヨークで働いている時にPodcastでたまたま田所さんの話を聞いていて、起業をこうやって分析している人いるんだなと思ったのが元々のきっかけです。
世の中をもっと良くしたい、日本を活性化したいと思った時に、一つのポイントが「変化」だと思っています。固定化されすぎている世の中を変えたいと思ってた時に、まさに田所さんがやられている、スタートアップや新規事業を通して世の中をもっと前に進めていくというところがやりたいことと合致していました。
もう一つは自分が事業家として動きながらジョインできるっていう新しい働き方がいいなと思ったところです。自分でちゃんと事業をやってみて、その経験も踏まえてコンサルティングをやるという考え方が、新しくて今らしいですよね。働き方の柔軟性にも凄く惹かれました。
-ユニコーンファームでのやりがいは?
とにかく日本を元気にしたいなと思って日本に帰ってきたというのが根幹にあるんですけど、それを体現できる場所だなと思っています。新規事業やベンチャーを立ち上げた方々は、何かを起こしたいとか、起こさないといけないと考えていて、その熱量に触れつつそれを加速させる動きが実現できる。僕がやりたいことにベストな環境だなと思っています。
あとは、メンバーですね。みなさんかなり変なんですよ笑。それぞれに個性と得意領域を持っていて、知的好奇心を刺激されます。それが心地いいなと感じています。
-ユニコーンファームを一言でいうと?
ジャングル、ですかね。
最初パッと思ったのは多種多様な生き物がいる動物園だったんですけど、檻の中に入ってないですよね。みなさんがわりと自由に自分のフィールドを好きなように動き回ってるっていうとジャングルという感じですかね。
-休日の過ごし方は?
趣味はサーフィンですね。
休日の楽しみは、3歳の娘と一緒に海や山など色んな自然の中にいくことです。
あとは本読むのが大好きで、蔦屋書店の中のラウンジで仕事をしているんですよ笑。今も蔦屋書店にいるんですけど、本を読み放題なんですですよね。休日も平日も仕事して本読んで仕事してという状況です。
-夢を教えてください
新しいEducationの形を作りたいと思っています。Educationというと教育って訳しますが、教えるってことではなくて、あらゆる人の可能性を加速させるような動き方をしたいです。
チャットGPT時代だと誰かが何かを教えることって無意味になってくると思うんですよね。チャットGPTの方が圧倒的に色んなこと教えてくれるので、教育の形が変わりますよね。その時に、内なる興味とか冒険心を生んでいくことが新しいEducationだなと思っています。
Educationってそもそもの言葉の意味は教育ではなくて、語源は内なる何かを見つけるとか、引き出すなんです。そういうことをあらゆる場所でやりたいなと思っています。
10年後、これが新しいEducationの形なんだねってのを作り上げたいっていうのが大きな思いですね。それは社会人の方にもそうですが、子供たちにも、旧来の教育ではなくて、人としての成長を作れるような状態していきたい。この為に今動いています。
–今までとの経歴とはちょっと違う分野ですね
大学時代に塾の先生をしていて、大学の論文も教育で書いているんです。
世界って人でできているし、人は教育や周りの環境によってできているので、そこが変わることがあらゆる問題解決に繋がると思っています。
でも社会に出てから、何か専門性がないと誰かに影響を与えることはできないということに気づいて、マーケティングっていう軸を深くしてきました。僕は僕で学び続けて実行して失敗もしながら、それを還元して人の可能性を伸ばせるようなことをやりたいです。まさに学生時代に描いた夢の出発点に到着したっていう感じですかね。