国連開発計画(United Nations Development Programme),
Africa Sustainable Finance Hub
原 祥子さん
受講前
- 支援の幅や質を高めるために「スタートアップのメンター」としての知識や経験を深めることを目指していた。
- 実務に直結する体系的な学びの場が見つからず、現場で通用するスキルのを効果的に習得することに課題を感じていた
受講後
- 支援の基礎から応用までを多角的に学び、プログラムの設計力が向上知識を“使えるかたち”へと昇華させていくことを実感。
- 学んだ知識を即アウトプット、現場のプログラムにも活用。卒業後も海外に拠点を置きながら、SAAのネットワークから継続的に刺激を受けている。
私は現在、国連開発計画(UNDP)のAfrica Sustainable Finance Hub (南アフリカ)で、スタートアップや中小企業を支援する仕事をしています。SAに参加したのは、2023年、JICAに所属しProject NINJA下で、スタートアッエコシステム専門家としてスタートアップ支援プログラムの実施を行っていた頃。スタートアップ支援に従事しており、支援の幅や質をさらに高めるために、特に「スタートアップのメンター」としての知識や経験を深めることを目指していたのですが、実務に直結する体系的な学びの場が見つからず、現場で通用するスキルを効果的に習得することに課題を感じていました。
田所さんのFacebook投稿を見つけて、メンターとしての知識を得られると知り、これだ!とすぐに受講を決めました。実際に始まってみると、想像以上の情報量と資料、そして実務に即した講義が大変為になり、自分の知識を“使えるかたち”にしていく実感がありました。講座中に作ったドキュメントは、すぐに仕事でも活用できました。
コースでは、インプットだけではなく、資料作りというアウトプットを通じて、「自分が語れる知識」を得ることができました。また、実際に日本のスタートアップ界隈で活躍する方々の話を伺うことができ、アフリカにいながら、知識と人脈を広げることができました。
卒業後に南アフリカに拠点を移して支援を続ける中でも、SAAのネットワークの存在は刺激をもらえるので、ありがたいです。「新しいものを作り出すことが好き」「スタートアップ支援に従事している」という感覚を共有できる仲間の存在が、いつも励みになっています。 これからは、引き続き、アフリカを含む新興国のスタートアップ支援を通じて、日本と新興国を結ぶ“ブリッジ”のような役割を担っていきたいです。公的機関や民間企業を横断して、実践知をつなげることが、自分の次のチャレンジだと思っています。