住友生命保険相互会社 大阪総括部 上席部長代理
臼田 明生さん
受講前
- スタートアップに1年間フルコミットした経験を経て、その実践を理論として整理したいと感じていた。
- 体系的に学び直すことで、自身の経験を再現性ある「知」へと昇華させたいと考えていた
受講後
- スタートアップの知識を構造的・実践的に習得し、行動指針や問いの精度が格段に向上。
- コミュニティとの継続的なつながりを通じ、学び続ける習慣とネットワークが定着した。
私は新卒で住友生命に入社し、保険営業を中心に37年間勤務してきました。いわゆる日本型大企業の中枢でキャリアを築いてきた中で、社内の人材育成制度を通じて、2022年から1年間、スタートアップ企業に出向するという貴重な機会を得ました。
ただ、スタートアップの現場に飛び込んだものの、それを「経験」に留めていたら出向した意味が薄れてしまうという危機感を抱きました。「経験」を「自身の知見」として「体系化」したい――そんな想いからSAAの門を叩きました。
実際に参加してみて、想像を超える密度と量の学習コンテンツに驚かされました。膨大な動画講義、定期的なリアルタイム講義、専門家による実践的な知の共有。それらを単に視聴するのではなく、仲間とともに学び、考え、議論するという仕組みが、理解を深めるうえで非常に有効でした。
現在は関西を拠点に、アルムナイ同士のつながりを生かし、スタートアップ支援や各種イベントに積極的に参加しています。自身としては、来春に会社を卒業し、次の10年をスタートアップや複数の企業との協働を通じて歩んでいきたいと願っています。
SAAで得た最大の価値は、「知らないことを知る」機会だったと思います。表層的な理解ではなく、本質を捉えるための構造的な学び。それに触れたことで、自分の中にあった「無知の無知」が「無知の知」へと変わっていった感覚があります。スタートアップ領域に限らず、あらゆる実践に携わる方にとって、大きな学びと変化をもたらすプログラムだと確信しています。